https://komakonokoma.com

天童さんぽ

天童つつじ公園とはなかみ先生

5月中旬が見頃。つつじ約1万本!

舞鶴山の西側中腹にあるつつじ公園は建勲神社の境内にあります。その数なんと1万本。天童市の花に指定されている「つつじ」の花、ちょうど5月中旬頃に見頃を迎えます。

つつじ公園

ピンクやオレンジ色のつつじがメインですね。所々に白つつじも。

天童市の花に指定されていると分かった途端、つつじの花ばかりが目に付くようになるもので、市内の至る所に街路樹としてつつじが植えてあることに気づきます。5月は市内を車で走っているだけで、色とりどりのつつじの花に出会えますよ。

つつじ公園からの眺めが最高

天気が良ければ、「月山(がっさん)」はじめ、山形の雄大な山並みを遠くに眺めることができます。このつつじが見頃を迎える5月は、月山が最も美しく見える時期です。春が過ぎ、新緑燃え立つこの季節、頂きに雪をかぶった月山が青空に映えて本当に美しいです。

子供の鼻をかんで歩いた「はなかみ先生」舞鶴山につつじを植えた人

ハナカミ先生

この優しそう~な面持ちの「はなかみ先生」は、高橋英雄(えいお)さんという天童藩の藩医の家柄に生まれたお方。21歳の時にアメリカに渡って24年間を過ごしたのち、帰国し故郷天童に帰ります。そしてアメリカで学んだことを天童の人々の生活に生かそうと尽力された方です。

(前略)当時の人々の生活や文化の程度は全く遅れており、英雄にとってやるべき事があまりにも多かった。特に、当時の天童やその周辺の子供たちの中には鼻をかむという習慣が定着していなかった。英雄は毎日のように天童を中心に各村々を回り、子供たちに紙切れを渡し鼻をかむ事の大事さを語って歩いた。(後略)

引用元:天童市 著名人 高橋英雄(えいお)

最初人々は、この高橋英雄さんのことをアメリカ帰りの変人と見ていたようですが、次第に慕われるようになり、いつの頃からか「はなかみ先生」と呼ぶようになったそうですよ。
そしてこのはなかみ先生が、舞鶴山につつじを最初に植えた方。後にその志を受け継いだ青年団の方々の手によって植樹が行われ、つつじ公園と呼ばれるまでになったそうです。

はなかみ先生は、終生様々な奉仕活動に取り組まれた天童の著名人であります!

今となっては鼻を垂らした子供なんて見かけなくなりましたが( ̄▽ ̄)、はなかみ先生の精神は後世に受け継いでいきたいものですね。

つつじ公園

天童つつじ公園

天童つつじ公園は建勲神社境内にあります。信長公への参拝もお忘れなく!

-天童さんぽ

© 2024 コマコのこま Powered by AFFINGER5