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彫り師講座 駒日記

彫り師講座【水無瀬を彫る】完成!!

はい、お久しぶりのブログ更新です(;'∀')

2ヶ月ほど空いてしまいましたかね。でもただサボっていたワケではありません。

天童将棋駒祭りに出展する水無瀬駒製作に奮闘しておりました!

提出期限までに出来上がるかどうかギリギリのところで、ブログ更新してる余裕全くなかったです(;・∀・)

 

ということで、

彫り師講座5回分、ザザっと一気に仕上げまでご紹介の巻。

素木地の研磨

素木地が入った箱が教室の机に並べられ、蓋がされた状態で好きな箱を選ぶんだけど、少しでも彫り易くて柔らかい木地に当たりたい!と選んだ木地がコレ。

駒木地

どうなんだ?正直なところ、まだ固いとか柔らかいとかの区別、見た目だけでは判断つきません。

当たりだと思う他ない( ´艸`)

サンドペーパー

まずは320番のサンドペーパーで研磨。地味な作業ですが大事な工程。

前回(上彫りの時)の様子⇒彫り師講座【彫駒製作-素木地の研磨-】

字母紙を貼る

水無瀬 字母紙

素木地全部に一気に貼るワケではないんですけどね。

糊の水分で木地が柔らかくなって彫り易くなるから、その日彫れる分だけ貼ります。

そしてひたすら彫る!!!!!

ひたすら彫って彫って彫りまくる。

まあ当然ながらこの時間が一番長いです( ̄▽ ̄;)

そして彫れば彫っただけ印刀が切れなくなるから、彫っては砥いで、彫っては砥いでの繰り返し。

未だ砥ぎに自信がなく、砥いだのに切れないという恐ろしい現象が起こったりするから(-_-;)

新しいアイテムを投入してみる(笑)

仕上げ砥石

稚念さんから教えてもらった、粒度8,000の最終超仕上げ用砥石。キングゴールドG-1!

仕上げ砥石

もう期待しかない(^▽^)/砥げる気しかしない(^▽^)/

と、こんな寄り道を色々しながらも・・・

水無瀬駒素彫り

彫り、完成~!!

ブログにするとあっという間だねぇ( ̄▽ ̄;)

講座のお仲間と、励ましあったり慰めあったりしながら、なんとかギリギリ終わらせた(笑)

というかまだ彫っただけで全然終わりじゃないけどね(;'∀')

水性ニスで目止め

前回までは、木工用ボンドで目止めしていたんだけど(彫り師講座【彫駒製作‐目止め‐】)、今回は水性ニスで目止めします。

水生ニス

最近は、先生はじめ多くの彫師さんが使っているんだって。

木工用ボンドと違い、薄める必要がないのが良い点。これで滲みが出なかったら最高!

目止め 筆

100均で購入した平筆。上等な筆よりこっちの方がイイらしい。

水無瀬 目止め

裏表、1回塗って終わり。簡単!乾くのも早い気がするかも。

漆はいります!

本漆ではなく漆塗料。

たくさん入れ過ぎると彫埋め状態になっちゃうし、少なすぎると木地が見えてしまう。手早くしないと乾いてくるしで、神経使う作業です。

だいたい1日で乾くかな?心配なら2日放置。

漆にホコリなどがかからないように空き箱などで蓋しておきます。

半通しについてはこちら⇒彫り師講座【彫駒製作-漆入れ(半通し)-】

漆入れに使う道具などについてはこちら⇒彫り師講座【彫駒製作‐漆入れ-】

字母紙を剥がしてサンドぺーパーをかける

サンドペーパー

漆が乾ききったのを確認して、字母紙を手でざっくり剥がしたら、荒い⇒細かい順にサンドペーパーをかけ、字母紙や糊を取っていきます。

表・裏・側面・底・天辺もかけますが、微妙な加減ですぐ形が変わってしまう天辺のサンドペーパーがけがすごく難しかった!

面取り・仕上げ

まずは320番で面取り。

水無瀬・面取り

今回初めての面取り。これもまた繊細さが求められる作業だね~(;・∀・)

駒の角を取るのに、サンドペーパーを当てる角度や強さを一定にしないといけない。

でも、難しいんだけど割と好きな作業ではあるかも。

水無瀬駒

面取りして角が取れると触り心地が断然よくなる!

最後の仕上げに800番のサンドペーパーをかけて終了。(仕上げは表・裏のみ)

水無瀬駒

どうですかね?(;・∀・)

全然まだまだの仕上がり&課題だらけだけど、前回の上彫り駒よりも大幅に期間短縮で一組完成できました。

生徒全員「天童将棋駒祭り」の出展に間に合ったことに拍手👏

祭り当日は、会場の片隅で”ひっそりと”展示されているはず( ̄▽ ̄)

お疲れ様でした!!

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