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彫り師講座 駒日記

彫り師講座【彫駒製作‐漆入れ-】

使うのは本漆ではなく「うるし塗料」

うるし

今回使うのは「うるし塗料」。高級と書いてありますが、1500円ほどで買える初心者向けのなんちゃってな漆です。

うるし

新時代のうるし!と書いてあります( ̄▽ ̄)

何と言ってもかぶれないのがメリットでしょう。そして安い。

「お前ださ本漆あて使わせらんね(訳:お前たちに本塗るしなんて使わせられない)」と先生も仰っていましたけど、本漆って一体おいくらするんでしょうね?

うるし

成分:合成樹脂+有機溶剤

漆、全く入っていませーん( ̄▽ ̄)かぶれないハズです。

準備するもの「半通し」「ペイントうすめ液」「皿」「網」

半通しについては前回の「漆入れ(半通し)編」で書いていますので省略します。

焼き網

ペイントうすめ液は、半通しに付いた漆を洗う時に使いますよ。

漆入れセット

お皿は何でもイイです。漆を入れるただの皿。

焼き網

網は100均で売っていた焼き網。漆を入れた駒木地を乾かす時に使います。

うるし塗料、入ります!

漆入れ

漆を入れる前と後。

皿にうるし塗料を適量入れて、目止めをした木地に漆を入れていきますよ。

漆入れ

結構べったりと思い切って塗りました。こんな感じでイイのかな?入れ過ぎず、入れなさ過ぎずの加減がよく分かりませんねー。

でもまあでもこんなもんでしょう!

表が乾いたら裏も塗ります。うるし塗料は乾くのも早いですね。

うすめペイント液

漆入れが終わったら、こんな感じで適当な容器にペイントうすめ液を入れて、半通しについた漆を洗浄します。

最後はティッシュで拭き取って終わり。水で洗ったりしませんよ。

 

漆入れ、簡単でした!というか、「うるし塗料」だから扱い易いのかも。

本漆は湿度や温度管理が難しいとも聞きますからね(;・∀・)

講座が進んでいけば本漆を使うことになると思いますが、初めてのなんちゃって漆入れはこんな感じであっという間に終了。

次は仕上げていきます!

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