上彫り 仕上げ

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彫り師講座 駒日記

彫り師講座【彫駒製作-仕上げ-】

漆入れが終わり、乾いたらいよいよ仕上げに入りますよ。

用意するもの「サンドペーパー」「研磨台」「布」

サンドペーパー

素木地の研磨の時に使った320番のサンドペーパー。

(本来は、目の粗い順から180番⇒320番⇒800番とサンドペーパーをかけるようですが、今回は320番1回で仕上げました。)

研磨板

研磨台。

マイクロファイバーぞうきん

サンドペーパーをかける時に付く汚れを拭きとる為の布。なんでもイイですが、100均などで売っているマイクロファイバー雑巾が良いらしい。

字母紙を剥がしてサンドペーパーをかける

漆入れ

字母紙が貼ったままになっているので、剥がせるところは手で剥がしていきます。

ある程度剥がしたらサンドペーパーをかけていきますよ。

表⇒裏⇒側面⇒底⇒てっぺん

てっぺんが一番難しく、やり過ぎると形変わっちゃいますから注意が必要です。

字母紙を貼る時の糊が結構残っていて意外に厄介。

字母紙を貼る時は糊の付け過ぎに注意っていうのは、この時の為だったんですねー(;'∀')

仕上げ

仕上げてみると、なんだか線が細くなってない・・・?

そう、研磨し過ぎると文字が細くなっちゃう!

駒尻の「上彫」という文字なんて、もう少しで線が無くなりそうだったー( ;∀;)

上彫 仕上げ

更にショックなことは、目止め液を入れ過ぎたせいで、苦労して彫った彫り跡が見えなくなってたこと。

目止め液を念押しで2回塗ったのが間違いだった・・・。

漆の滲みが無かったのは良いけど、これじゃ彫埋め状態だよー( ;∀;)

上彫 仕上げ

漆を入れサンドペーパーをかけると、ダメダメな部分がそれはもう如実に表れます!

辛く悲しい現実を突きつけられて自分の駒を直視できない( 一一)

上彫り 稚念作

ハイ、目の保養に稚念さん作のお手本↑↑↑

彫りの美しさが際立っていますね。線も太いし揃ってます。完璧~。

目指すところはこういう美しい駒なんですが、まだまだなかなか、遠く長~い道のりみたいですね(;・∀・)

彫り駒製作【上彫り編】これにて終了。

【完】

 

一組仕上げるのに、素木地の研磨から仕上げまで約半年近くもかかりましたね( ̄▽ ̄;)

彫り師講座もあれよあれよと2年が過ぎました。

3年目に突入し、次の講座から銘駒【水無瀬】

がんばれー!

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