彫り師講座3年目突入でーす(^▽^)/
時が経つのは早いもの。もう3年目だって!
1年目は置駒、そして2年目は上彫り駒、3年目は一体何を彫るんでしょうか?
書体【水無瀬】を彫る
です!
昨年は1種類(上彫り駒)に専念して仕上げましたが、今年は数種類の銘駒を彫っていくらしいです。スピード上げていくんだって( ̄▽ ̄)
トップバッターが【水無瀬】ってことなんですが、【水無瀬】って一体なんだろう?
水無瀬兼成が書いた書体
ちょっと調べてみると、大阪府三島郡島本町に辿りつきました。
「水無瀬書」は、安土桃山時代の公家 水無瀬兼成(みなせかねなり)が書いたことから始まるといわれ、現在でも、愛好家のなかでも人気の書体です。
引用元:大阪府島本町役場HP
水無瀬兼成、存じ上げませんでしたが、水無瀬神宮という神社の13代目の宮司さんだったんだって。
「と金」。丸っこくて可愛い。
水無瀬駒は島本町発祥であり、文化財にも指定されているそうですよ。
そしてなんと、将棋駒の形までも兼成が確立させたとか。
将棋駒の先が細く薄く、手前が肉厚幅広な形は兼成が確立させ、以後、高級な駒の形はこれに倣っています。また、江戸時代には、「将棋駒の銘は水無瀬家の筆を以って宝とす。この筆跡の駒、免許なきもの弄すべからず」とまで言われ美術的価値が高いものとして重宝されました。
引用元:水無瀬神宮HP
由緒ある【水無瀬書】心して彫らねば。
きばりよー!