玉将

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彫り師講座 駒日記

彫り師講座【玉将を彫る】

さあいよいよ将棋駒のキングを彫る時間がやってきました!

というかその前に「玉」と「王」どうして2種類あるんだ?普通1組の将棋駒は両者1対になっているのに、キングだけは「王将(おうしょう)」と「玉将(ぎょくしょう)」1枚ずつ・・・。不思議ですよね。

ちょっと調べてみると、元々は「玉(ぎょく)」を2枚使っていたらしいです。でも豊臣秀吉が「王でないとイヤだ」とか「王はオレ一人!」とか言って、一方の「玉」の点を取らせた。とか、駒職人がうっかり「玉将」の点をつけ忘れた・・・とか、諸説あるようです。へえー。

でも、駒彫ってる側からすると、後者の「うっかり」忘れたというのが実際にありそうな話すぎて、こっちが有力なんじゃないか?!と思ってしまいますけど(;・∀・)

ちなみに将棋の対戦では、格上の人が「王将(おうしょう)」を使い、格下の人が「玉将(ぎょくしょう)」を使うらしいです。そして棋譜を読み上げる時は、両方を「ぎょく」と読むんだって。でもでも、対戦の時って最後に「王手(おうて)」って言うよね。「玉手(ぎょくて)」とは言わない。何故なんだ?

謎は深まるばかりだけど!「玉将(ぎょくしょう)」頑張って彫っていきましょー。

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