駒尻(こまじり)とは、将棋駒の底の部分を言います。差し駒の場合、王将(または玉将)の駒尻に、雅号と書体名を彫るのが通例ですが、講座の生徒は雅号なんてまだ持っておりませんので、今日は「上彫」という書体名を彫る練習でした。
これが駒尻台。先生が生徒分の駒尻台を作ってきてくださいました。
駒を逆さに入れると、ちょうど駒のお尻が見えるようになっていて、内側には駒が傷つかないようにゴム状のシートが貼ってあります。
ご覧の通り、駒の底ですから文字が小さく、線も細~いので一苦労。字母紙がベロっと剥がれてなくなってしまったり、集中力と根気のいる作業です。印刀も良く砥いで、刃先も尖っていないと無理ですね( ;∀;)
もし雅号を付けるとしたら、画数の少ない簡単な文字にしよう!と思わずにはいられない(;'∀')
「一平」とか「一休」とか簡単そうでいいかも(笑)