モダンな洋風建築!昔は役所として使われていた
白の漆喰壁が美しいこの建物。今では資料館となっていますが、昭和40年代までは実際の役場として使われていたんですって。こんな素敵なところで働けるって単純に羨ましいな~( ̄▽ ̄)と思ってしまいますが、今眼にしているこの建物は、昭和60年に解体復元工事を経て創建当初の姿に蘇ったものだそうです。いずれにしても明治の初めからこんなモダンな建物が天童にあったんですねー。
県の指定有形文化財。この建物を観るだけでも価値がありますね。
建物自体が既に貴重な資料なんですが、中に入ってみるとその魅力が更に分かります。そして展示資料の内容も濃いーんです。外観を眺めるだけでは勿体ないです。是非とも見学をおススメします!さあ入ってみましょ~。
正面から見て左手に資料館受付があります。
一般220円。充実の資料内容から考えると良心的な入館料に感じました。ちなみに小中学生は無料です。
受付付近の窓から。正面玄関ポーチとベランダの八角柱。そして柱上の小壁に美しい彫刻が見えます。
※外観、内観とも建物自体は撮影してもOKとの事で許可を取っていますが、資料の撮影はNGとなっていますのでお気をつけ下さい。
天井が高いですねー。
第1~第5展示室まで文化財が盛りだくさん
資料館の名称「天童織田の里歴史館」からも分かるように、天童は織田信長の直系にあたる天童織田藩の領地として治められていた時代があります。資料館近くに織田信長様を祀った「建勲神社」もありますが、天童は織田家と縁の深い地なのです。幕末の天童織田藩の関係資料を中心とした第一展示室から始まり、明治維新から文明開化そして近代へと数多くの貴重な資料が展示。とても丁寧な解説がされています。
見どころのひとつにもなっている正面玄関のステンドグラス。小壁の彫刻がステンドグラスから透けて見えます。美しいですね。
ここから2階の第5展示室へあがっていきます。とても急な階段です。
随所に心配りがあって優しい資料館ですねー。
2階の第5展示室は、明治天皇が東北巡幸された時に休まれた「明治天皇行在所」となった場所だそう。その関係資料の他、企画展会場として随時新しい企画が催されていますよ。
織田信長様のブロマイド?が50円で販売( ̄▽ ̄)
「建勲神社」を目当てに天童へいらっしゃった信長様好きのあなた!この「天童織田の里歴史館」も絶対に訪れるべきですよ~。天童藩知事となった織田信敏の写真がありましたが、信長様に似ていて美形でしたー。
駐車場あります
「天童織田の里歴史館」は少しだけ高台にあります。駐車場は建物の脇にありますので、車でお越しの際は看板に沿って上まであがってきて下さい。10台ほど停められそうでした。
天童市立旧東村山郡役所資料館「天童織田の里歴史館」
- 住 所:山形県天童市五日町二丁目4番8号
- 電 話:023-653-0631
- 開館時間:午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)11月~3月は午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休 館 日:毎週月曜日(但し、月曜日が祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)
- 入 館 料:一般220円 高校生110円 小・中学生無料(団体割引有20人以上から)